アラフィフ世代の本音！
美容整形、美容医療、
どう思う？
【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 第15回
この連載では、様々な読者層を持つ集英社の各媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしていきます。
第15回はOurAgeで実施したアラフィフ世代の美容整形や美容医療に対する意識のアンケート調査により、「美容整形について、どう思っている？」「どんな施術を受けてみたい？」など、リアルな声をご紹介します。
ポイント①：美容医療、美容整形に興味がある人は計70％以上に！
Q1 美容医療、美容整形に興味はありますか？〈回答者数811名〉
「エステに行っても以前ほど効果を実感できなくなってきた。もう残された手段は美容医療しかないかも」（53歳・会社員）、「若い頃は化粧品を変えれば効果を感じられたのに、年齢とともにそれがなくなった。そろそろ美容皮膚科に行くことも考え始めている」（54歳・会社員）など、「エステやお化粧品で改善がむずかしい部分」に、美容整形や美容医療を取り入れたいという声が多くみられました。ひと昔前は施術内容が不透明であったり、料金が高額であるイメージもありましたが、テレビCMやWEBサイトでの情報発信も増えたことで、それが払しょくされ、正しい認知が広がり、多くの人が興味をいだくようになっているようです。
ポイント②：具体的に改善したいのは「年齢肌へのお悩み」が多い様子。
顔のシミや肝斑の除去、肌のハリの復活、リフトアップなど、具体的なお悩みをあげるひとが多くいました。具体的な美容医療利用者の感想なども、ピックアップしていますのでご覧ください。
Q2 美容医療、美容整形でやってみたいことは何ですか？〈回答者数585名〉
〈1位〉顔のホクロやシミ、肝斑の除去 15.4%
〈2位〉毛穴の開きの改善、肌のハリの復活 11.8%
〈3位〉顔の引き上げ（リフトアップ）10.9%
〈4位〉脱毛 8.9%
〈5位〉美白 8.6%
〈6位〉シワとり 8.1%
〈回答者の本音〉
「とにかく顔のたるみが酷い。ブルドック顔になってきた。金の糸で引き上げられるものならば引き上げたい」（58歳・会社員）、「ハイフ（※HIFU。超音波で行うリフトアップ）を受けてみたい」（49歳・会社員）、「ヒアルロン酸を注入して、法令線を消したい」（40歳・会社員）、「脂肪吸引」（50歳・会社員）、「シワとりとシミ対策、あとは肌質改善にも効果的ときいた光治療をやってみたい」（52歳・パート・アルバイト）、「ハイフやピコスポット（※ピコレーザー治療の一種でシミや色素沈着などを除去する）などの美容医療を受けてみたい」（39歳・専業主婦）、「眉間のシワ、おでこのシワをとりたい。とくにおでこのシワは切実です。シワを隠すため前髪をいつも垂らしています」（53歳・会社員）、「顔のたるみ。30代後半くらいから気になりだして、マッサージなど自分でできることは試してみましたが効かないので」（54歳・会社員）
〈美容医療を受けている人の声〉
「今、レーザーによるシミとりを始めていますが、一段落したらホクロをとりたいです」（57歳・パートアルバイト）、「シワ対策で美容皮膚科に通い出したところです。ライムライト（※シミやそばかす、ニキビ跡などの症状に使う光治療機器）を当て、シナール配合錠（※主に美白を目的として使用される内服薬）とトランサミン（※シミや肝斑の治療に使用される薬）も処方してもらっています」（不明）、「5年前にレーザーでシミとりをしました。施術後は、メイクの際にコンシーラーでいちいちシミを隠す手間もなくなり、快適でした！ところがまた同じところにシミが……。もう一度やりたい」（56歳・パート・アルバイト）
ポイント③：美容医療や美容整形を受ける上で利用者が気になるのは、料金やダウンタイム。
Q3美容医療、美容整形を受けるとしたら、一番気になることは何ですか？〈回答者数585名〉
〈1位〉料金 25.9%
〈2位〉施術後のダウンタイムや副作用などの有無 22.7%
〈3位〉クリニックやドクターの評判 20.2%
〈4位〉施術中、施術後に痛みなどがあるか 12.6%
〈5位〉美容医療を受けたことを人に知られること 3.3%
〈6位〉美容整形を受けたことを人に知られること 2.2％
〈回答者の本音〉
「プチ整形に興味がありますが、いくらかかるのかが不安です」（60歳・パート・アルバイト）、「美容皮膚科でシミとりをしてもらいたいが、保険適用外なので費用が心配。勇気がでません」（不明）、「美容皮膚科でシミとシワ対策をしたいが、ダウンタイムがどれだけあるのか、仕事関係など周囲の人にバレないかが気になります」（53歳・自営業）
いかがだったでしょうか？
OurAge世代の70%以上が「気になる」と答える美容整形や美容医療。希望する施術を具体的に挙げる人もいて、さらに、すでに積極的に取り入れている方も多く見られました。まだ取り入れてない人の本音部分では「気になるけど、料金やダウンタイムなど不安もあって踏み込めない」という人がいるようでした。
40代、50代は美容整形、美容医療に高い関心を持っていることがわかりました。施術に関しても情報があることで認知や理解が進み、疑問や不安が払しょくされつつあります。経済的にも余裕がある世代、今後も利用者は増えていきそうです。
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