気鋭のイラストレーター ヤナギダマサミさんとコラボ
「伊勢丹で1か月後に新商品発表イベントをします。テーマは”アトリエ”なのですが、たとえば集英社さんで漫画家さんとコラボなどできませんか?」とパルファン・クリスチャン・ディオール様からご相談を受けました。
1か月という限られた期間で漫画家への依頼は難しいと判断し、雑誌とお付き合いのある、イラストレーターならアテンドできるかもと代案をご提案。何人かの候補の中に、シュプールのショッパーバッグに絵を描いていただき、ここ最近、話題のヤナギダマサミさんを入れて、特にイチオシである旨を伝えました。その後、「ぜひ、ヤナギダさんと企画を進めたい」というお答えをいただきました。
実際の施策としてシュプールのロゴの入ったポストカードを制作し、購入者に配布することと、ポスターを作り、それをディスプレイに活用することが決まりました。イベント前日には、ヤナギダさんご本人も現場に現れ、装飾に協力していただきました。
「クライアント様や伊勢丹へ来訪した方々に『ウルトラルージュ』という今回の新商品にぴったりだと大好評をいただきました。3,000枚用意したポストカードもすべてお配りでき、商品自体の売り上げも好調でしたと聞きました」(広告担当)
シュプールは時代の先端を行くファッション、ビューティなどを取り上げるモード誌ですが、カルチャー分野に関しても、気鋭のアーティストや作家を抜擢し、本誌で取り上げたり、付録を作製したりと話題を呼んでいます。前出のヤナギダさんだけでなく、画家のヒグチユウコさんとコラボした付録バッグも大好評で、本誌が完売状態となりました。
「編集長からは常に『ハイブリッド』と言われていて、ファッションがメインであるが、それと何かを組み合わせることで、新しい切り口で提案、発信できないかということを編集部全員で考えています。そういう点で、アートはファッションと親和性が高いので、常に意識しているジャンルです。過去には日本発のモード誌であるということで、『ジョジョの奇妙な冒険』や『ベルサイユのばら』など、マンガとのコラボも積極的に行ってきました。他にもフィギュアスケートをはじめとしたスポーツであったり、既成のモード誌という枠組みにとらわれることなく、常に幅広く、アンテナを張っています」(担当編集・浅田主任)
上記の事例のように、シュプールをはじめ、各編集部ではイラストレーター、作家など、文化人ともつながりがあります。モデルや女優、タレントだけでなく、ご依頼があれば、アーティストも広告タイアップでもキャスティングして、企画をご提案できますので、お声がけください。