〈SPUR〉
SDGsは90%以上が認知。
一番気になる目標は?

【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 第5回

この連載では、様々な読者層を持つ集英社の各媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしていきます。第5回目は『SPUR.JP』から、「みんなSDGsってどこまで知ってる?【SPUR.JP SDGsアンケートレポート vol.1】」について。

世に定着しつつあるSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)。SDGsを掲げた商品やサービスも日に日に増えてきました。言葉としてはよく聞くけれど、多くの生活者の実際の興味関心はどうなのでしょうか? SPURでは今読者がSDGsのことをどのくらい知っていて、どんなことを実行し、何に興味をもっているのか、現状を知るためのアンケートを実施。SDGsの気になる“本当のところ”について、1,831人の回答から読みときます。

ポイント① :SDGsという言葉の認知度はすでに90%超え。
SDGsという言葉については92.4%の人が「知っている」と回答。最初に知ったきっかけはテレビが最も多く、2番目はインターネット。最近ではテレビ各局で特集が組まれたり、ウェブサイトでも特設ページができたりして、大勢の人の知るところになっています。

SDGs(持続可能な開発目標)を知っていますか?

注目ポイント②:SDGsの中でも、高い関心が寄せられている項目がある。

SDGsで掲げられている17の目標のうち、気になっている上位3つとは…?(複数回答)
一番気になっているのはSDGsの目標のうち13の「気候変動に具体的な対策を」。自然災害や異常気象など、身近なところでも変化を感じている人が多いのかもしれません。次に目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標3「すべての人に健康と福祉を」と、身の回りで起こることに関する目標が上位の結果になりました。次点では「貧困をなくそう」「使う責任作る責任」といった部分にも注目が集まっていて、「自分たちの生活はもちろん気がかりだけれど、同時に周りの人・環境にも思いやりをもちたい」という気持ちが表れているように思います。

 

ポイント③ :今後の市場の可能性は? 多くの人の「実践したい」という気持ちにヒントがありそう。

今後実践してみたいサステイナブルな取り組みを教えてください。(複数回答)

一番回答が多かったのは「ゴミの量を減らす」。リサイクルやリユースできるビンやパッケージも増えてきて、回収などをうまく活用しているという声も。次にあがったのが「プラスチックフリー生活をする」。海洋プラスチックゴミの環境破壊がニュースになったりして、プラスチックとの付き合い方も見直さなければならない状況に。今年の4月にはプラスチック資源循環促進法(プラ新法)が施行され、自治体の分別・リサイクルの方法が新しくなるところが多くなるようです。

その他にトライしたいのは“知ること”と“伝えること”
これからやってみたいと思っていることの中でたくさんあがっていたのが、“知ること”と“伝えること”。SDGsについていろんな人と話したり伝えたりしながら、みんなで一緒に取り組んでいきたいと思っている人が多数いました。

・まだ知らない人たちにも、自分がどんな行動をしているのかを伝えたい。
・もっと周りの人とサステイナビリティについて会話する時間や機会をつくりたい。
・リサイクルや環境問題に興味のない人にも理解してもらえるように働きかけたい。
・買い物をしながら、子どもにも何が大切かを伝えたい。
・環境問題への気づきを発信して企業を巻き込みたい。

…といった声が。

調査から見えてきたのは読者の「実践したい」「伝えたい」という高い意識。SDGsという言葉が浸透してきた今だからこそ、「中身」も問われるようになってきたと言えそうです。マーケターや企業のブランド担当者も、単純に言葉をフィーチャーするだけでは横並びとなり埋もれてしまう可能性も。消費者のアップデートされていく意識にマッチする企画を作っていく必要がありそうです。

SPURでは「ファッションの今、ファッションのその先へ」というテーマでさまざまな特集を組んでいます。SPURについて
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参考:「みんなSDGsってどこまで知ってる?【SPUR.JP SDGsアンケートレポート vol.1】」

イラスト/Emi Ozaki

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