〈eclat〉アラフィー夫婦の
実態は?コミュニケーション
のポイントはここ!

【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 8

この連載では、様々な読者層を持つ集英社の各媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしていきます。
第8回目は今どきの50代前後(アラフィー)の夫婦について、エクラ世代の女性317人を対象に行ったアンケート調査結果からお届けします。30~40代の若い夫婦とは違うコミュニケーションの実態も見えてきました。

ポイント①:ズバリ、アラフィー女性たちは夫を愛しているの?

Q.ズバリ! 今、あなたは夫を愛していますか?

Q.今でもお互いに「愛してる」「好き」という言葉で気持ちを伝えていますか?、あなたは夫を愛していますか?

まず、直球で夫への愛情を聞いたところ、「愛している」と答えた人が約6割でした。一方で、その気持ちを言葉にして伝えている人は3割にも満たない結果に。これは「言葉にしなくても伝わるはず」という信頼感があるから? それとも「今さら愛してるなんて言えない」という、長年連れ添った夫婦の気恥ずかしさゆえ!? ちなみに、結婚年数で一番多かったのが25~29年(24%)という回答でした。

ポイント②:夫婦の日常会話での話題について。一番多かったのは、やはり子供のこと

思春期、受験などむずかしい時期を迎えた子供をもつ人も多いアラフィー夫婦の会話は、やはり子育てが中心に。次点は「時事」について。また、「共通の趣味について」という人も15%と多く、趣味がコミュニケーションに役立つ様子も見て取れます。「その他」ではペットや仕事、流行した漫画の話題も意外と多い結果でした。
また、「アラフィーになってから一番嬉しかった、夫とのエピソードは?」の質問にも、さりげないコミュニケーションや気遣いが嬉しいという声が多くみられました。

Q.夫との日常会話で一番多い話題は?

Q.アラフィーになってから一番うれしかった、夫とのエピソードは?

・ふたりで出かけたとき、さりげなく手をつないでくれた。(主婦・50歳)
・子育てが一段落。最近、「デートする?」なんて誘ってくれるようになった。(パート・51歳)
・遠い場所からお嫁に来て、実家も処分してしまったので、帰省する理由がなくなってしまった。なんとなく寂しいなと思っていたら、私の誕生日に地元のなじみの味を夫が取り寄せてくれた。(主婦・46歳)
・会社でもらったおいしい和菓子を「食べさせてあげたくて、持って帰ってきた」といわれたとき。(主婦・50歳)
・「ママと結婚して幸せだよ」と子供に話していたこと。(会社員・56歳)

ポイント③:一度でも離婚を考えたことがある人は半数以上。

愛している人が6割、と言っても、離婚を考えたことがある?という問いに「0回」と答えた人は4割で、3回以上という人も同程度いました。注目したいのは、離婚を考えた理由が「性格や価値観の違い」より、「金銭問題」、「義理家族との不仲」の割合が多いこと。教育費や介護の問題を抱えるアラフィーの現状を反映しているかもしれません。

Q.今までに離婚を考えたことは何回くらいありますか?

Q.離婚の原因としてあがるのは…

離婚を考えた原因、ベスト5
1 金銭問題(年収ダウン、ギャンブル、借金など)
2 義理家族との不仲
3 性格や考え方の違い
4 夫の浮気
5 モラハラ、パワハラ

エクラでは多くのアンケートや取材を通じて、リアルなアラフィー読者像をつかんでいます。マーケターにとって、参考となる資料も多数ご用意していますので、ぜひご覧ください

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エクラ読者であるアラフィー世代は、何事にも意欲旺盛。新しい体験や学びにも貪欲です。結婚、子育てがひと段落、時間とお金のゆとりもできて、女子大生だったときの好奇心を再び発揮中。「日常を楽しむセンス」と「本物を見る目」を持つ彼女たちに、ファッション、ビューティを中心にジュエリー&ウオッチ、旅、アート、グルメ、健康などクオリティの高い情報を厳選して発信しています。

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参照:
https://eclat.hpplus.jp/article/63948
https://eclat.hpplus.jp/article/63986
https://eclat.hpplus.jp/article/64330
https://eclat.hpplus.jp/article/64550

エクラ本誌 2021年2月号

イラストレーション:小迎裕美子

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