読者取材から紡いだ
ノンノならではのリアルな
ストーリーからTUを展開
ノンノ3月号にて、青山商事様(洋服の青山)とのタイアップとして、本誌とじ込み8P+増し刷りの大型企画が実施されました。
ノンノの読者は大学生と新社会人。スーツは彼女たちにとってマストアイテムということもあり、これまでも青山商事様の掲載ページをまとめて増し刷りにするなど、ノンノのコンテンツを活用していただきました。
今回は、クライアント様のほうで毎年作られている「高校生向けフレッシャーズ用カタログ」に、ノンノのビジュアルを使いたい、という依頼がありました。さらに、ビジュアルだけでなく「キャンペーンのコピー」もノンノ側で作成するという、今までにないオーダーも加わりました。
「本誌タイアップ用のキャッチコピーとは別に、パンフレットにのみ掲載されるエモーショナルなストーリーを考え、そこから扉のビジュアルイメージなどを広げていきました。
今の読者がよく使う言葉やハッシュタグの提案や、逆にクライアント様が使われている言葉で今の読者に伝わりにくいものについて言い換えを提案するなど、“今”のターゲットに伝わる言葉選びについても細かくコミュニケーションを取りました。毎月コンスタントに編集部全員が、複数回のヒアリング会を通して読者世代の生の声を聞きとっているノンノならではの提案ができたと思っています」(ノンノ中込副編集長)
「従来のタイアップよりも“エモーショナルなビジュアル”とターゲットの心に刺さるコピーを求めていらっしゃいました。コロナ禍で高校生活を満足に過ごせなかった高校生が多いため『大学生活に希望を持って進んでほしい』という青山商事様の思いが伝わるようなコピーを考えました」(ノンノ編集部・門名)
その編集手法はアナログであり、最もリアルな言葉を拾い上げられる方法だったと言います。
「ある意味“特別な高校生”である彼女たちの気持ちからずれないように、同じようにコロナ禍の高校生活を送ってきた現在大学1年生の読者組織のみなさんに『入学式のスーツはどうやって選んだか』について、直接電話で取材しました。何をきっかけにスーツを買いに行ったか、はじめて袖を通した時の気持ち、試着室でスーツ姿の自分を鏡で見て思ったこと………細かい感情の動きを聞き取りし、コピーを考えました」(門名)
「制服を着ていた高校生は、卒業後は服装もそれ以外にも自由度の高い、大学、専門学校、社会人などそれぞれの道に進みます。入学式、入社式など人生の節目となる日に着るためのスーツに初めて袖を通すことで、そんな自由度の高い未来への期待にワクワクしたり、気持ちが引き締まったり、ちょっと大人になった気分になれる、あの瞬間にフォーカスをし、コンセプトとなるショートストーリーを作成しました。そのストーリーから派生して、コピーは『スーツと踏み出す、大人の一歩』としました」(中込)
春からひとつ大人の世界へ踏み出す高校生のみんな。
今よリも選択肢が広がって、 自由度の高いところへ進むワクワク感と、 環境が変わるドキドキ感。
きっとどっちも感じているはず。
まずは、はじめてのスーツを探しに行ってみよう。
袖を通して鏡の前に立つと、いつもと違う自分がそこにいる。
照れくさいけど心が弾んで、くるりと回ってみたリする。
それと同時に、 「大人になったんだ」って気持ちがしゃんとする。
自然と背筋が伸びて、 新しい自分に見えてくる。
そんな風に選んだ、自分が少し大人に見える、はじめてのスーツ。
4月の大切な場面でまとえばきっと、
ワクワク感を前向きなパワーに、ドキドキ感を良い緊張感に変えてくれる。
進もう新しい世界へ、まっさらなスーツと一緒に。
(洋服の青山フレッシャーズカタログに掲載されたコンセプトストーリーより)
ノンノ世代は、卒業、入学、成人式、就活、入社などライフイベントが多い世代。それだけ、新しいものを購入するきっかけが多いということでもあります。今回のスーツはもちろん、初めての腕時計、初めてのノートパソコン、初めてのブランドバッグなど、「人生で初めて出会うもの」も多い世代です。なかでもノンノ読者には「イベントを大切にしたい!」というマインドを強く感じると言います。
「ノンノ読者は“人生への積極度”やYOLO(You only live once、人生は一度きり)的なマインドが高いように感じます。普段からSNSや写真に残すことを考えて、場所に合わせてコーデを考えたり、旅行やライブのために服を新調したり、一つ一つを最大限楽しみたい! と思っています。だからこそ、人生の節目となるイベントに必要なものや、人生で初めて出会うアイテムに何を選ぶべきか、情報収集は抜かりがありません。そうして選んだ、大切なイベントを過ごしたブランドは一生記憶に残るものとなり、今後の購買行動にもつながっていくようです」(門名)
たくさんの情報を収集して検討する彼女たちの目に留まるには、読者が憧れる人気モデルを起用でき、リアルな読者の気持ちを丁寧に汲み取って記事化する、ノンノのタイアップをぜひご検討ください。