20代~30代カップルの
マネー事情を調査。
生活費やデート代の分担は?
【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 第31回
この連載では、様々な読者層を持つ集英社の各媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしていきます。第31回は、MOREが20代〜30代のカップルのマネー事情を調査。パートナーがいる、またはいたことがある23~32歳の全国の女性100名、男性100名の計200名に実施し、デート費用や生活費の分担、貯蓄などについて深掘りしました。
Q. デートのお金はどう支払うことが多いですか?
Q. プレゼントの平均額は?
ポイント① デートの費用は半数近くが割り勘に。プレゼントの平均額は1万円台後半!
男性が払う、多く持つという風潮は薄れ、男性がすべて支払うと答えた人は12%。「さっき払ってくれたから次は私が」と交互支払いも多い模様。また、記念日などのプレゼントの平均額は「16250円」となりましたが1万円という回答が多くを占めました。背伸びした金額のものよりも「無理のない範囲で贈りあえる相手が理想的」(28歳・未婚・女性)という意見が多く見られました。
Q.一緒に住んでいる場合、家賃、生活費など、ふたりでかかるお金はどう分担していますか?
ポイント② 生活費はきっちり分担したり、共同口座を作ったりしている。
「ガス代は私が払う分、水道代はお願い」など項目ごとに分担制にする、もしくは共同口座を作り、そこから引き落としにするなど、方法は変われど、ふたりで支払うという回答が多数。相手の収入が明らかに高い場合は、家賃の支払いを任せるという声も。
Q.パートナーとお互いの収入や貯蓄などについて話したことがありますか?
〈リアルボイス〉
「相手がそれとなく収入を教えてくれたことがあるが、自分のほうが収入が高く、なんとなく言いづらい」(24歳・未婚・女性)
「家賃や、生活費の分担の割合など、お互いの金銭感覚を同棲前にすり合わせておくべき」(28歳・同棲中・女性)
ポイント③ お互いの収入や貯金額を知るのは同棲後、または結婚の話が具体的になってからという人が多い。
未婚カップルは、とくにお金の話は把握しにくいという声が多数。一方同棲・既婚カップルは「一緒に住み始める前に、-なんとなくの収入や貯蓄額をわかっていると、結婚後が想像しやすい」(27歳・同棲中・男性)など話し合い経験が76%と高めの結果になっています。
Q.お金に関して、相手に感心したエピソードは?
〈リアルボイス〉
「スーパーなどで商品の相場価格などをよく覚えているところに感心した」(28歳・未婚・男性)
「『つみたてNISA』や『iDeCo』、投資信託などに関することを率先して調べてくれた」(29歳・既婚・男性)
「“出費が増えても稼げばいい”という発想を持っているところがいい」(30歳・既婚・男性)
Q.お金に関して、相手にがっかりしたエピソードは?
〈リアルボイス〉
「ファッションの買物でもスーパーでも『こっちが安い』、『これ安くていいじゃん』と値段推ししてくる。気持ちは考えてくれないのかと感じた」(27歳・同棲中・女性)
「見返りを求めているわけではないが、誕生日にこちらがあげたプレゼントより明らかに低額なものを自分の際に返され好きではないのかと不安になった」(26歳・未婚・女性)
「同棲するまで、借金の返済があるのを隠していたこと」(28歳・同棲中・男性)
ポイント➃「お金にどう向き合っているか」をお互いに重視。
生活する中で、80%近くの人が、「立て替えた費用を請求できていない」と回答。金銭感覚の細かいズレが別れの原因につながるケースも多く、一方に負担をかけない配慮が重要だと考えている様子。また、お金に関して相手に感心したエピソードでは、貯蓄額や倹約等ではなく、「きちんとお金に向き合っていること」で相手に好印象を抱かせるケースが多いようです。逆に、お金にだらしない様子や対等でない支払いに気づいたとき、がっかりさせられるという声があがりました。令和のマネー観、経済観念はお金に対して「対等かつ丁寧な姿勢」が評価されると言えそうです。
(参照:https://more.hpplus.jp/lifestyle/life/79821/1/、https://more.hpplus.jp/lifestyle/life/79822/1/)
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