【新編集長インタビュー】
「王道だけど、新しい。新生メンズノンノにご期待ください」【MEN’S NON-NO】吉崎哲一郎

1986年創刊。10代後半から20代のZ世代男子をターゲットに、ハイブランドからリアルクローズまで幅広いファッションはもちろん、他に先駆けてビューティにも注力し「メンズ美容といえばMEN’S NON-NO」と高い評価を得ているMEN’S NON-NO。2024年はプリント版が2号連続完売、WEBが過去最高PV・UUを達成するなど絶好調です。新たにプリント版編集長に就任した吉崎に、今の読者世代、今後の抱負について聞きました。

メンズノンノ編集部プリント版編集長 吉崎哲一郎
2003年入社。MEN’S NON-NO編集部に配属。13年間在籍後、2016年UOMO編集部へ異動、2021年より副編集長を務める。2024年6月MEN’S NON-NOプリント版編集長就任。猫、炭酸泉とサウナ、花が好き。甘党。

昔から一貫して「現場主義」。そして「新しいことにトライできる・面白がれる」編集長でありたいと思っています。MEN’S NON-NOは40年近い歴史のある雑誌ですが、伝統は大事にしつつも変えるべきところはどんどん変えて、新しいことに積極的に取り組んでいきたい。それにはMEN’S NON-NOを俯瞰して眺められる視点も大事。常に客観視・疑問視できるよう「外の人」の感覚を残しておくことが大事だと思っています。

Q  今の「読者世代」「Z世代男子」をどうとらえている?

上の世代と比べて価値観が柔軟で、はるかに直観的。既成概念にとらわれず、新しいもの・未知のものへのハードルが低くなっていると感じます。メンズ美容や脱毛についても抵抗なく「面白そうなものは何でも試したり取り入れたりしてみよう」というマインドです。また、今の読者世代=Z世代にとって「オシャレである」とは、ファッションはもちろん、美容やインテリア、食、カルチャー含めてトータルで好奇心や感度が高いことを指しています。アニメも彼らと親和性の高いポップカルチャーですが、MEN’S NON-NOではこれまでも『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『SPY FAMILY』などアニメ描きおろしのカバーや付録施策を行い、高い反響を得てきました。今後もファッションとカルチャーがクロスオーバーした特集や、美容や食をファッション的な写真や文脈で切り取った企画など、ジャンルを横断したフレッシュな施策にトライし発信していくつもりです。

Q Z世代男子に届けたい“紙の雑誌の価値”

Z世代は「当たり前には雑誌を読まない」世代。また単に情報の即時性ではWEBやSNSに分がある。現代において雑誌の価値は「情報を得る」ということだけではないはずです。では何を求めているのか? その答えの部分にこそ「編集」の本質があると信じています。たとえば同じ洋服やアイテムでも「他のお店で見た時は視界に入らなかったのに、このお店ではすごく魅力的に映った!」というように、トータルのセレクトやディスプレイ(広義の編集)によって輝きが違って見えてくる。WEBやSNSでは得難い、新しい出会いや体験を提供したいと思っています。

フィルムカメラやカセットテープが今の若い世代で流行っているように、様々なジャンルで“アナログ回帰”の波がやってくることは実証済み。雑誌もフィジカルなプロダクトとして、自宅に並べておきたくなるような一冊を作りたい。他では見られない、MEN’S NON-NOだから実現できるトップアーティストやクリエイターを起用した企画やクリエイティブを打ち出し、「雑誌ってこんなに面白いんだ!」という感動体験を届けたいです。

Q「MEN’S NON-NOならではの強み」とは?

これからの時代を担う旬でフレッシュな俳優、アーティスト、芸人、アスリートなど著名人のブッキング、発掘力が圧倒的強み。国内だけでなく、近年ではNCTやSEVENTEENなど海外のアーティストも連載・カバーにいち早く起用してきました。「新しい時代を創るパワーを秘めたタレントを起用したい」、「新しい時代を全力で駆け抜けるメディアとともに面白い取組みを行いたい」。そんな想いを抱くクライアントの皆さまには、ぜひMEN’S NON-NOをパートナーにご指名いただきたいです。

そして、23人のMEN’S NON-NO専属モデル。雑誌の“顔”である専属モデルがこれだけ揃った雑誌は他にありません。彼らは俳優としても活躍するなど高い知名度がありながら、決して手の届かない遠い存在ではなく、読者がリアルに自分を投影できる等身大の魅力を備えているのが最大のストロングポイント。ユーザーを強く引っ張り憧れを持たせる商品訴求、親身になってそっと寄り添う商品訴求、どちらも可能にするのがMEN’S NON-NOモデルです。今後さらに彼らのブランディングや発信力を強化していきます。なお、今年度のMEN’S NON-NOモデルオーディションは現在、ファイナリストが出揃って読者投票を絶賛受付中。彼らの素顔が伝わる様々なコンテンツをWEB/SNSで随時配信中です。10月19日には新モデルを発表しますので、どうぞご期待ください。

Q1-2月合併号(12月9日発売)「一冊丸ごとビューティ特大号」について

「メンズ美容新世紀」と銘打ち、スキンケアはもちろんメンズメイクや流行りのウェルネスを含め、一歩先行くメンズ美容を発信予定。中でも注目は、今年10周年を迎える、男子のためのベストコスメアワード「MEN’S NON-NO美容大賞」。新たな試みとして、審査員に専属モデルや業界関係者だけでなく、美容感度の高い読者を100名招待する選考会イベントを実施します。リアルでフレッシュなレビューが期待できるのはもちろん、「読者世代が美容に何を求めているのか?」が詳らかになる貴重な場です。ぜひご注目いただきたいと思います。

Qプライベートでの“推し”は?

推し活は……猫一択(笑)。my catの「ほこり」(4歳)が最大の推しです。セルカーク レックスという珍しい猫種で、グレーベースの長毛種。子猫の頃、UOMO編集長の娘さんが写真を見て「…ほこりじゃん」と言っていたと聞いて、そこから名前をいただきました。本当に抜け毛がふわふわ綿埃みたいでかわいいんですよね。

好きすぎるあまりLINEスタンプを作ってしまいました。第1弾が「Nyaice(ニャイス=ナイス)!」編、第2弾が「Nyandaful(ニャンダフル=ワンダフル)!」編。第3弾はネーミングだけ決まっていて「Nyarvelous(ニャーベラス=マーベラス)!」編です(笑)。「猫の言葉がわかる」アプリも即ダウンロード。自分でも猫の鳴き声の真似をして「ンナァァァァアアーオ」「ノァァァァァオゥウ」と連呼していたら、アプリが「おなかが空いたよ」と翻訳。猫語を操れるのかもしれません……。

 

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