ブランドの「物語」を紡ぎ、エクラ読者の大きな反響に
この春、2回にわたってエクラでタイアップさせていただいた、イビサのバッグ。バック作りにこめられた作り手の思い、こだわりなど、まさにブランドの「物語(ストーリー)」をていねいに表現することで、読者から大きな反響を得ることができた例としてご紹介します。
イビサ様は自社工場を拠点に、大量生産せずに、母から子へ、そして孫の代まで末永く愛用できるバッグをていねいに作られています。
打ち合わせでは工場へもご案内いただき、製品ひとつひとつにあるこだわりや、愛情をかけて作られた製品の魅力を、こちらも深く実感することができました。また、洗練されたデザインはもちろん、素材の質や生産工程も含め、上質なものを手に入れたいと考えているエクラ読者には、まさにぴったりでした。
「実は2回目のタイアップの時は、2つのシリーズのうちどちらを訴求するか決まっていなかったのですが、ここは多少直感もありますが、『こちらのラフィアタイプでいきましょう』と、自信をもって提案させていただきました」
とは、担当した鵜戸エクラ副編集長。
「街では、ラフィアのラウンド型バッグがすごく人気ですし、暑い季節も考えるとぴったりだと思いました。それに、ビジュアル的な可愛さはもちろんですが、イビサさんらしく、内側までしっかり作り込まれていることを伝えることが重要ポイントであると思いました」
きちんと内布が貼られていること、ポケット配置が絶妙なこと、トップがジップで留められるがそれは外観からは見えないようになっていること……バッグを持つ人、使う人への様々な“思いやり”をモデルカット以外に、細部のカットを入れ、キャプションで説明を加えました。構成も、惜しみなく愛情をかけて作られたバッグのストーリーを伝えつつ、機能を含めた上質さを表現できるよう、心がけました。
結果として、バッグを販売しているWEBサイトには新規のユーザーが多数訪れ、今まで接点がなかったお客様と関係が築けたこと、雑誌発売直後に店舗や百貨店に多くの問い合わせがあったことなど、大きな反響がありました、と、イビサ様からも報告をいただいています。
「エクラ読者は、隅々まできっちりと文章も読んでくださって、それを頭に入れたうえで、実際のお買い物にいらっしゃることが多いようです。コーディネートした時にどう見えるか、この機能がどう使い勝手につながるのか、読者に響く言葉を選んで、丁寧に説明するよう、いつも心がけています。結果として、今回のタイアップは問い合わせが非常に多数あったこと、売り上げにもきちんとつながったことをうれしく思っています」(鵜戸)