マキアの読者インフルエンサーの
エンゲージメント率が高い理由
コロナによる影響は人々の生活を大きく変え、気持ちや行動に変化をもたらしました。そんな中、世界的にも「インフルエンサー」がこれまで以上に注目されるようになっています。テレビ番組などでもゲストが自宅からの中継という形が多くなり、おうちからの配信に人々は慣れてきています。また、オンラインで完結できる施策への需要も、インフルエンサーの活躍を後押ししています。
集英社では2017 年からインフルエンサーマーケティングに取り組み、投稿に関してはインフルエンサーの世界観を大事にし、PRであることや企業名の掲載など関係性の明示もきちんと行うなど、丁寧に運用してきました。そして、力を入れたのは読者インフルエンサーの育成です。
中でもマキアでは、エンゲージメント率が15%に達するような人気のインフルエンサーが多数在籍しています。エンゲージメント率とはいいね!数やコメント数からはかる、そのアカウントのファンとの関係数を表す数字で、業種にもよりますが、平均値は3~7%程度と言われています。今回は、その実力のヒミツを、マクルさんとながもさんという2名のマキアインフルエンサーをフィーチャーしてお届けします。
――インスタグラムでの「見せ方」に何かコツはありますか?
「世の中のインスタの見せ方には3種類あると思っています。フォロワーに向けて何かをしている自分を見せる、商品を見せる、そして自分を通して商品を見せる、の3つです。私は最後の、自分を通して商品を見せることに拘っています。美容を中心にファッションやライフスタイルも投稿していますが、できるだけ自分が身に着けた状態、メイクした状態で見せたい。全体のバランスや、どう使いこなしているかを見ていただきたいからです」(マクルさん)
「美容学校でメイク講師もしているので、『ここがわからないのではないか』『こういう言い回しをすれば伝わりやすいのではないか』と、わかりやすく伝えるように心がけています。同じ色や質感でも、肌の色や状態によってどう違って見えるのか、何を選べばいいかなども、写真を使いながら丁寧に発信しています」(ながもさん)
――タイアップ投稿をする上で気を付けていることは?
「投稿するとき商品への“興味の入り口”をかならず探すようにしています。自分なら、この商品にどんな風に興味をもつのか。そして自分なりに商品を理解し、自分の言葉で商品の魅力や使い方を丁寧に説明するようにしています。フォロワーのコメントを見ても、やはりすぐに参考になることが求められているのがわかります」(マクルさん)
「心掛けているのは、商品の特徴や良さだけではなく、どういう人に合うのか、どういう使い方があるのか、どんなスキンケアとの組み合わせがあるのかなど、使っているシーンを想像できるように発信することです。『これを使えば私もキレイになれそう』と、その人が使いたくなるような説明は、美容部員時代の経験が生きていると思います」(ながもさん)
――コロナの影響は何かありますか?
「ステイホーム期間になってからは、この時期だからこそ伝えたい美容情報を発信していこうという気持ちになりました。今までは製品情報8:自分の気持ち2くらいだったのですが、自分の気持ちを4割ぐらいに増やしてみたところ、思いがけず反響が。ライフスタイルや、作られたものよりもリアルを切りとった感じが求められているのだと実感しました」(マクルさん)
「ステイホーム期間は店頭で商品を試せない人がほとんどだったので、商品比較記事などを上げたところ、大きな反響がありました。とくにマスカラはどれくらい伸びるのか、ボリュームが欲しいかロングがいいか、同じブラウンでもこんなに見え方が違うなど、たくさんの方に見ていただけたようです」(ながもさん)
最後に、マキアのインフルエンサーの評価が高い理由を岩崎プロデューサーに聞きました。
「まず、選考基準をかなり厳密に設けていて、競争倍率は10倍程度です。編集部が各人のインスタを見て、フォロワーの数(拡散力)はもちろん、写真の撮り方、文章のスタイル、そして何より美容感度の高さ、マニア度をチェックします。
マキアというフィルターを通してインフルエンサーマーケティングを行うメリットは、濃い情報を濃いユーザーに届けられること。美容の精鋭たちがクライアント様の世界観を壊すことなく、かつリアルで深い情報を狙ったところに届けることができます。エンゲージメント率の高さが、それを証明していると思います」
新しい生活様式が始まり、広告へのタッチポイントも変わりつつあります。今後の消費者に求められる集英社のインフルエンサーマーケティングにご注目ください。