〈MAQUIA〉コロナ禍で
「美容」への意識は
どう変わる?

【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 第3

この連載では集英社のさまざまな媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしています。第3回目は「MAQUIA」から、「コロナ禍の美容事情」について。


コロナ禍で生活者の「美容」への意識はどう変わった?

コロナ禍においては「外出自粛」や、「リモートワーク環境の浸透」「マスク着用」などの要因で、美容市場は伸び悩む?と考えたマーケターも多かったのではないでしょうか。「MAQUIA」では、インターネットを通じて読者194名に「美容意識」についてアンケートを実施。そのデータを読み解くと、意外な生活者のインサイトが見えてきました。生活様式が大きく変わる中、生活者の意識がどう変わったのか、ポイントを確認しておきましょう。

注目ポイント①コロナ自粛中、「スキンケア」にはむしろ時間やお金をかける人が増えた。

じつはスキンケアについては「今まで以上にお金や時間をかけるようになった」と回答する人が約半数と多くいました。スキンケア用品への投資だけでなく、自宅での時間をマッサージやエクササイズに使ったり、美顔器を使い始めたりする人も多かったようです。一方メイクについては「マキアで華やかなメイクを眺める」「インスタライブを観てモチベをキープ」など、積極的に外部の情報を取りに行く回答などが見られました。

コロナ禍で美容意識は変わりましたか?

注目ポイント②家にいる時間を活用して、自分自身を高める意識。

コスメやスキンケアの選び方は、他者に見られることよりも「自分をケアし高められるか」が中心になってきているよう。商品購入の決め手は、スキンケアなら「今の肌悩みを改善してくれそうか」、ポイントメイクなら「自分に似合いそうな色かどうか」が基準に。ケアへのこだわりが見られる一方で、「化粧品の(パッケージなどの)見た目の可愛さ」も購入動機として挙がっていました。

Q コスメを買う時の決め手は?

スキンケア

自分の悩みを改善してくれそう…80.4%
試供品を試してみて良かった…48.5%
好きなブランドの製品である…44.3%

ベースメイク
崩れにくい…66%
保湿などのスキンケア効果がある…58.2%
仕上がりの質感が好み…55.2%

ポイントメイク
自分に似合いそうな色…76.3%

データから見えてくる、ニューノーマル時代の美容意識。外出機会が減った状況でも、単純な消費の落ち込みという結果にはなりませんでした。「自宅にいる時間を使って自分自身をどう高めるか」に意識が向く人が増えてきたと言えそうです。この生活者の「自分をケアしたい」「高めたい」という志向に対してどう訴求できるかが、美容市場では大きなカギとなっていくでしょう。

 

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参考:マキア読者のリアルボイスを調査! みんなのキレイのモチベや美容愛ってどんなこと?
イラスト:瀧川裕恵

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