〈MEN’S NON-NO〉
10代〜30代のお財布事情。
リアルな月収や貯金額は?

【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 7

この連載では、様々な読者層を持つ集英社の各媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしていきます。
第7回目は10代〜30代男性のお財布事情についてです。

生活の変化と密接につながる「金銭感覚」。今回はメンズノンノ読者200人のアンケート調査をもとに、最新の貯金・支出の傾向についてまとめました。「ひと月の支出で最も高い割合を占めているのは?」など、気になる情報も!]

●学生の収入編

学生のひと月の収入は5〜8万円という人が32%、次が8〜10万円でした。実家からの仕送りを足すと月に十数万円でやりくりしているということですね。
平均時給は5000円以上(!)と答えた人が数人いて、高い平均額が出たものの、そこをのぞくと約1200円ほどになります。貯金額は実家暮らしか、一人暮らしかで差が出やすい部分のようです。

●社会人の収入編

社会人のひと月の収入は4人にひとりが15〜20万円、次いで20万〜25万という回答でした。そんな中で、貯蓄額の平均は155万8000円と決して少なくない額が。「コロナの影響で飲み会や旅行の頻度が激減し、貯蓄が増えた」という意見が多くありました。貯蓄はできていても、収入に満足している人はわずか1割程度。後のアンケート結果を含めて分析すると、将来に対する不安が関係しているようです。

●毎月の支出編

家賃や光熱費などの固定費を除いた支出の割合。ひと月の支出でもっとも高い割合を占めるのが「ファッション」で、その割合が3人に1人というのは、メンズノンノの読者ならではかもしれません。交際費は9%と、コロナに入る前と比べてかなり減っている印象です。また日用品や外食費と同率で「コスメ」が入っているのも注目ポイント、メンズコスメ愛用者も増えています。

趣味や買い物について聞いてみると上記のような結果に。漫画やゲーム、音楽などの趣味よりも、美容にお金をかけているという結果が出ました。「ここ数年で美容に使う金額が倍増した」という声が続出したのも印象的です。貯蓄や支出の傾向から、生活者が何を重視しているのか、ライフスタイルのイメージも見えてきますね。

メンズノンノ公式サイトでは、他にもたくさんのアンケート調査を公開していますのでぜひご覧ください。
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参照:https://www.mensnonno.jp/post/196541/ https://www.mensnonno.jp/post/198286/
イラストレーション:zzz

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