40歳男子の「自分勝手消費」
“自分の楽しみ”を優先する
UOMO読者の消費マインド

先日行われた集英社メディアソリューションフォーラム第8回は「40歳男子が目覚めた“自分勝手消費”とは?」~UOMO試着フェス®から見えてきた、新しいお金の使い方~。UOMO編集部の人気企画である『試着フェス®』常連の読者インタビュー、ライター・編集者の速水健朗氏を招いての鼎談から、「自分勝手消費」について解説いたしました。

「自分勝手消費」とは、「自分のために、自分ひとりで楽しむためにお金を使う」という、UOMOが名付けた消費スタイル。大人の男性の間に広がってきている、と編集部は分析しています。

「自分勝手消費はポジティブな開き直りから始まりました。たとえばファッションでは、ハイブランドでもベーシックなアイテムを選び、クオリティの高いものを着ていることを“自分だけがわかる”というような、他者目線ではなく自分優先の楽しみ方をする。ライフスタイルでもひとりでも楽しめる新しい趣味を始めるというパターンです。

この“自分の心地よさ”を追求するというトレンドは強まっていると考えています。とくに40代以降はライフスタイルの変化を迎え、これまでは家族優先だった消費に変化が生まれる時期。“自分勝手消費”を楽しむ読者は確実に増えています」(UOMOブランド統括兼WEB UOMO編集長・山崎)

『試着フェス® 』常連の読者の方々にインタビューすると、それぞれに「自分の楽しみ」を謳歌している実態がわかりました。

昨年自宅を新築した綾瞳(あや ひとみ)さんは、一部屋まるごとを自分専用のクローゼットにしてしまったと言います。ファッション好きのUOMO読者らしいエピソードです。

会社員の松岡歩さんは、セルフケア(美容)にお金をかけるようになったこと、そして週末の午前中は一人でサウナにでかけて趣味を満喫、午後からファミリーの時間を作り、家族も気遣いながら「自分勝手消費」をしていると話してくれました。

斉藤紘士さんはバカンスならぬ、ホテルでゆっくり過ごす「ホカンス」を月1ペースで楽しんでいます。本当に気に入っている服に身を包んで過ごす時間が楽しみだと答えてくれました。

第2部では、本誌でコラムの連載をもつライター・編集者の速水健朗さんを迎え、WEBUOMO編集長・山崎、本誌編集長・池田と3人で、経験談を交えながら、30~40代のお金の使い方について考察していきました。ポイントは、人生100年時代を迎え「中年期」が長くなりつつある今、男性も一人で楽しめる趣味やアクティビティに、これまで以上にお金や時間を使うようになっていくということ。

速水さんは、本棚作りや一人旅を満喫し、機材を揃えてオリジナルの曲を作ったり、ポッドキャストも始めたと言います。「妻がいるのに勝手な一人旅に出るなんて、若い頃は考えられなかったけど、40歳を過ぎた頃から許されるようになった気がします」

「車は家族がいると選べる車種が限られるので、1人で楽しむためのバイクを最近買ったという話もよく耳にします」(池田)

「40代ではじめるひとり遊びはまだ序盤戦。趣味は拡大を続け、さらに消費が進んでいく」(山崎)

このような「自分勝手消費」を楽しむ好奇心、そして購買力のある大人は一定数以上いること、そして今後もこのマーケットは拡大していくのでは、という見解が示されました。

さて、このウェビナーではUOMOの企画力、プロデュース力も垣間見えました。「自分勝手消費」というネーミングや、「試着フェス®会場」で読者にインタビューを行ったり……編集部のオリジナリティーが詰まっていました。速水さんとの鼎談はウェビナーでお見せしたよりも長いバージョンがUOMOのサイトでも公開中なので、こちらもぜひチェックしてください。

速水健朗&編集長が語る「30〜40代の自分勝手消費ライフ」>

好奇心旺盛で、購買力のある読者、ユーザー。そして、彼らのリクエストに、常に新鮮でユニークな企画で応えていく編集部。今後もぜひ『UOMO』にご注目ください。

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