決め手は「企画の面白さ」
格闘技ファンに刺さった
4人の有名マンガ家の競演!

昨年12月に「dTVⓇ」で独占配信された、井上尚弥選手の「世界4団体王座統一戦」(NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS WBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一戦)。ボクシング、格闘技ファンの枠を越えて、話題になった一戦でした。

その日の朝に、放映を告知する広告が日刊スポーツに掲載されました(新橋、品川、渋谷、横浜、梅田にて無料配布も実施) 。四者四様、有名漫画家が描いた躍動感ある井上尚弥選手は強烈なインパクトを残しました。

ここでは、集英社マンガソリューションズで受注した、本件の発注から掲載までの経緯をご紹介します。

4パターンの特別版を並べると、「世界四団体統一 比類なき王者へ」というメッセージが浮かび上がるデザインに。4つのイラストを1つにまとめた特別15段広告は「日刊スポーツ新聞 (12月13日発行)」に掲載

今回は、『TOUGH』の猿渡哲也先生、『バトゥーキ』の迫 稔雄先生、『テラフォーマーズ』(作画)の橘 賢一先生、『リクドウ』の松原利光先生による描き下ろし、4人のマンガ家の競演が実現しました。

「発注の背景として、試合がdTV様独占配信のため、『格闘好きなファンの方への積極的なアプローチが必要……』ということがありました。その一つとして格闘マンガファンへのリーチを期待されて、お話が動き出しました。

本来、描き下ろし案件は調整に時間がかかるのですが、今回は発注から試合まで余裕がないこともあり、オリエンは設けず、クライアント様に要望書をまとめていただきました。また、一方で編集部にも協力してもらい、描き下ろし可能な作家さんを探し、何とか無事に先方のご希望であった4名の作家さんを確保することができました。4人それぞれ、異なるタイトルを獲得した時の井上尚弥選手を描いていただく、という取り組みになりました。

各タイトルごとに、髪型や衣装などが異なるのですが、そういったところも忠実に描かれています。同時に(クライアント様が)作家さんの個性にお任せいただけたのも良かったと思います」(マンガソリューションズ担当者)

ひとつの施策で「人気のマンガ家を複数名確保する」というのは至難の業と言えます。多くの作家の方と日頃から信頼関係を築いている集英社だからこそ、実現できた案件とも言えます。

「編集部との密な連携なくしては実現できない企画でした。また、校正の時間も十分に取れないため、修正が発生しないようクライアント様側とも、先生の絵の特徴や、絶対に守ってほしいルール(衣装など)の綿密な確認が必要でした」(同)

試合当日はTwitterキャンペーンも実施。先生方も自身のアカウントでツイートするなど、企画自体を楽しんでくださったようです。

「いろいろと制約がある中で、『企画内容の面白さ』が決め手でした。やはり編集部や作家さん、そしてファンがワクワクするであろう事が想像できる企画については、各所の協力を得られることが多いです。

先生方を含め、携わった方々が井上尚弥選手の試合を応援する気持ちがあり、ヤンジャン読者にも井上選手ファン、格闘技ファンが多く、なんとか形にしようと関係者が一丸となって動いた結果と言えます。

新聞広告のほかには『ヤンジャン!』アプリや、『となりのヤングジャンプ』など、WEB関連の媒体へのバナー出稿の条件も同時進行で整えました」(同)

マンガソリューションズが手掛ける広告施策の幅は、ますます広がっています。今回のような描き下ろしの施策は条件がありますが、まずはご相談ください。

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