設立80周年事業の
特別版カタログを集英社
エディターズ・ラボが制作!

三陽商会様は今年設立80周年を迎え、ブランド総合カタログの特別版「The Joy of Fashion(ザ ジョイ オブ ファッション)」を発行。こちらは2021年11月に創刊したブランド総合カタログ『SANYO Style MAGAZINE』の特別版で、編集を集英社エディターズ・ラボにご依頼いただきました。

「集英社エディターズ・ラボ」とは、幅広い年代の読者のインサイトを掴んでいる編集者の知見が集積された“ソリューション実現集団”です。編集長経験者4名に、ファッション、ビューティ誌の最前線で活躍する各編集部の編集者がラボ委員として加わり、さらに漫画・文芸・ライツ分野からも委員をアサイン。総合出版社ならではの圧倒的な「編集者の層の厚さ」が強みであり、さまざまな案件やクライアント様の要望に応える「オール集英社」組織です。

『The Joy of Fashion』(写真下)は昨年11月にキックオフミーティングが行われ、4月27日の発行まで約5か月間に及ぶロングプロジェクトとなりました。7.6万部発行、三陽商会様の上位顧客に向けて配布いただくカタログであると同時にweb版も公開されました。

カタログはこちらからご覧いただけます>

今回の取り組みが実現したのは、エディターズ・ラボの内田役員、八巻、岩佐が皆当時の編集長・編集担当だった時代から、クライアント様と長らくお仕事させていただき、信頼をいただいていたという背景もあります。

エディターズ・ラボ部長の八巻は以下のようにコメントしています。

「今回、エディターズ・ラボの強みを生かせた点としては、最初のご相談の段階で、集英社ファッション誌の持つ総合力、幅広い知見をアピールできたことだと思います。多くのブランドを擁する三陽商会様の総合カタログを制作するにあたり、集英社が持つ人的リソースから最適な布陣をご提案できると自負していました。最終的に、タイアップなどで日頃から信頼の厚いBAILAが全ページを制作しましたが、メンズパートはメンズ誌からスタッフ起用のアドバイスをもらうなど、ラボらしい連携もとれました。カタログ制作は、私たちがまさに本領を発揮できる仕事であり、デジタル時代においても編集的な切り口次第で大きな反響に繋げられると、今回改めて実感しました」

カタログは全100ページというボリューム。クライアント様からは「単なるカタログではなく、雑誌のようにさまざまなコンテンツの詰まった100ページ」というリクエストがありました。

「構成については、各ブランドのカタログページや、80周年記念アイテムをまとめたページを入れたい、といった大枠の要望はありましたが、基本的に構成も集英社ならではの提案をご希望されていました。巻頭のファッションストーリーはモデルではなく、実際のご夫妻を起用したいというリクエストがあり、高梨臨さん&槙野智章さんご夫妻に出演いただきました。話題のカップルでおふたりがそれぞれのインスタグラムにカタログをアップしてくださったこともあり、ネットニュースでも取り上げられ、多くの人にカタログを見てもらうことができました」(BAILA編集部・中川)


巻頭のファッションストーリーに続いては、BAILAの人気企画が登場。まさに雑誌のような読み応えのある構成になっています。

「スタイリスト佐藤佳菜子さん企画や『パンツ大賞』はBAILAの人気コンテンツでもあります。それを今回のカタログにフィットする形でページにし、カタログ以上の読む楽しさを提案できたと思います。

ほかにも、フリーアナウンサー宇垣美里さんのジャケットオーダー企画、芥川賞受賞作家の綿矢りささんによる特別寄稿エッセイなど、オール集英社だからできるキャスティングとコンテンツが揃いました」(中川)

綿矢さんへの依頼は、文芸担当のエディターズ・ラボ委員が担当編集者と連携。快諾をいただき、実現。

クライアント様からは「通常より販売の初速がとてもよい」という評価をいただき、80周年に花を添えることができました。このようなビジュアルにこだわり、かつ読み応えもあるカタログ制作などは得意とするところ、最近は動画制作の発注も多くいただいています。まずはお気軽にご相談ください。

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