20歳前後男子のお財布
事情。交際費はいくら?
デート費用は割り勘する?
【読者インサイト研究】データで読み解く生活者の本音 第28回
この連載では、様々な読者層を持つ集英社の各媒体で実施された読者アンケートから、マーケティング企画のヒントとなる「生活者のインサイト」をお届けしていきます。第28回は、20歳前後の男性200人に「対人関係」に使うお金について、メンズノンノが調査。友人・恋人に対する本音は……?
ポイント① 友人と遊ぶ回数は、コロナ禍で激減した人が多かった。2023年はどう変化する?
コロナ禍の自粛中は外食もままならなくなり、飲み仲間の友人や同僚とのつき合いも激減していました。2020年以降の新社会人は同僚との飲み会も未経験者という人が多数。2023年の規制緩和でリアルな会食などに変化は起こるのか、注目したいところです。
Q ひと月あたり、友人や同僚と遊ぶ回数は?
ポイント② 友人と遊ぶ時の交際費は1回につき大体3000円。
交際費を1万円以内に抑える人が9割。遊ぶ回数と合わせて計算すると、1回の出費は大体3,000円前後と予測できます。ちなみに行き先の人気順は居酒屋、サウナ、カフェ、ダーツ&ビリヤードでした。カフェよりも上位に来ているサウナ、流行しているのがよくわかります。
Q ひと月の交際費は?
ポイント③ 所持金が少ないときに誘われたら、「行かない」という回答が6割超え。
金銭管理はシビアにする人が多いと言えそう。所持金が少ないときには行かないと答えた人の意見は「あとあと必ず悔やむことになるから」。強行突破する人の意見は「普段の生活で節約すればよし」となっていました。基本的には「ひと月に使う交際費」を定額で決めており、その範囲で遊びの回数を調整しようと努力しているようです。
Q 所持金がピンチのとき、遊びに誘われたらどうする?
ポイント④ 友人に渡すプレゼントの予算は3000円〜5000円がボリュームゾーン。
4割近くが3000円〜5000円のプレゼントを探すと回答。先ほどの「交際費」でも1回あたりに使う金額は3000円とデータが出ていたので、20歳前後にとってこの金額が「高額すぎず、安すぎない」と捉えられていることがわかります。
Q 友人に渡すプレゼントの予算は?
ポイント⑤ デートの頻度は「ほとんどしない」、または月に1.2回が8割。一方で、毎週するという人たちも。
恋人がいない人の回答も含まれることと、コロナ禍も影響してか、デートの回数はかなり少なくなっていました。「若者の恋愛離れ」という言葉も聞かれますが……。街にも賑わいが戻ってくる中で、今後、数値に変化が生まれるかもしれません。
Q 月に何回くらいデートする?
ポイント⑥ デートの支払いは、割り勘が主流に。
SNSでも度々話題にのぼる恋人に奢る?奢らない?問題ですが、アンケート結果はこのような数字に。割り勘が44%、多く支払う人が49%でした。「多く払おうとしたら、彼女から断られた」という経験談も複数寄せられていて、パートナーと対等にお金を使う人が増えています。
Q デートの支払いはどうする?
ポイント⑦ デート費用や恋人に渡すプレゼント代は、友人よりも高め。
一方、恋人への予算は多めに見積もっている人が多いことが判明。デート1回は5000円程度がボリュームゾーンになりました。8,000円以上の割合も格段にアップしていました。デートの内容は人気順にご飯、買い物、映画、カフェでした。
Q デート1回あたりの予算はだいたいいくら?
記念日のプレゼントの費用は8000円〜1万円と、1万円〜1万5000円が同率1位という結果に。2万円以上の出費については、おしゃれなお店でのディナーなども含まれるそうです。プレゼントするアイテムの傾向は年齢によって異なり、学生は香水やコスメ、社会人はハイブランドのアクセサリーや財布。記念日にはサプライズ旅行も人気でした。
Q 恋人に渡すプレゼントの予算は?
Q 人生で一番お金を使ったデートは?
調査で判明した、メンズノンノ世代のお財布事情や価値観。友人・恋人としっかり予算をたてて、工夫して交際費を使う様子が見て取れます。限られた予算・回数だからこそ、人気のスポットやブランドなどの情報は事前にSNSやメディアで集めることも欠かせません。コロナ禍の規制が緩和され、今後このような予算・行動にどのような変化が起きてくるのか、注目です。
(参照:https://www.mensnonno.jp/lifestyle/198840/area04/)
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