格闘漫画の巨匠が競演!
第65回 日本雑誌広告賞で
審査委員特別賞を受賞
以前にADNAVIでもご紹介した、井上尚弥選手の「世界4団体王座統一戦」の応援広告。集英社の青年コミック誌『ヤングジャンプ』で筆を振るった人気格闘漫画家の猿渡哲也先生、迫 稔雄先生、橘 賢一先生、松原利光先生による描き下ろしビジュアルを、集英社メディアのWEBやアプリへのバナー広告、SNSでのキャンペーン、さらに新聞一面掲載と号外配布という形で展開したエイベックス通信放送様の「井上尚弥選手全力応援キャンペーン」が、第65回 日本雑誌広告賞で審査員特別賞を受賞しました。
今回は1477点の応募の中から金賞11点、銀賞12点、合計23点を選出。集英社マンガソリューションズの案件で受賞した本広告は、今年より新設された「メディア複合型広告部門」での金賞を受賞。この新部門は、紙媒体にとどまらず、クロスメディアでの広告展開における「企画性」「発想力」「発信力」を評価するものです。さらに各部門の金賞受賞作品の中から、とくに企画性が優れているということで、「審査委員特別賞」の受賞となりました。
この企画を仕切った電通クリエイティブチーム、クリエイティブディレクターの越智一仁さんは、受賞の喜びを以下のようにコメントしています。
「この度は、このような賞を頂き、本当にありがとうございます。チーム一同大変光栄に思っております。井上尚弥選手の四団体統一がかかった一戦を盛り上げるため、何ができるか? チームで考え抜いた結果、答えとなったのは『この一戦も含む統一戦の歴史をファンとともに振り返る』という企画でした。
花を添えて下さったのは、4名の有名格闘漫画の巨匠たち。それぞれのタッチで、井上尚弥選手の『強さ』を表現して下さいました。 各種メディアでの展開、サイン入りポスターとしてプレゼントするキャンペーンも大変喜ばれたと伺っております。結果、井上尚弥選手も無事に四団体統一を達成され、ご本人並びにファンの方々も大いに喜ばれたことかと思われます。
我々も、そんな歴史的瞬間に関わることが出来たことを、誇りに思います。メディア複合型広告ということで、雑誌広告のあり方を少しでも拡張できたならば、幸いです。ありがとうございました」
審査委員講評も賛辞があふれました。
「ボクサー井上尚弥選手の時別なビジュアルを、人気格闘漫画家4人が描き下ろしており、雑誌から派生するカルチャー全体の熱量に驚かされた」(審査委員長 クリエイティブディレクター 佐々木宏氏)
「雑誌の作り手が本来持つ能力と人脈が活かされ、雑誌広告自体に輝きを与えた」(クリエイティブディレクター 東京藝術大学学長特命 美術学部デザイン科教授 箭内 道彦氏)
また、本件を担当した広告部 IP企画プロモーション課 大河も、苦労を振り返りながらも受賞の感想を語りました。
「今回、このような素晴らしい賞をいただき、本当に心から嬉しいです!!
日々、クライアント様も、読者も作者も媒体も幸せに出来る広告とは何か考えつくしながら業務に励んでいますが、原作版権を扱うことは苦悩も多く、誰のために、何のために広告を作っているのか、辛く思う時もあります。
そんな中、この名誉ある賞をいただき、様々な方から熱量が高く、素晴らしい雑誌広告であるというコメントをいただき、誰かの心に深く刺さる広告を作れたのだと思い、涙が出るほど嬉しかったです。
電通のクリエイティブチームの皆様が考えて下さった企画を、作家の方々も楽しみながら、心を込めて描いてくださり、新聞やWEBなど雑誌だけにとどまらず、様々なメディアを通して多くの方に楽しんで頂けて、井上尚弥選手の勝利にも繋がり、本当に良い企画が出来たと思いました。
これからも、漫画の魅力を最大限に活かす企画を皆様と作っていきたいです。ぜひ、IP企画プロモーション課にご相談ください」