反響の大きさにびっくり!エクラ「エグゼクティブサロン」の秘密
日本ABC協会の発行するABC REPORT(2017年7~12月期)で実売部数の前年比、前期比共に110%超えと、今勢いに乗っているエクラですが、その中でも反響が大きい特集が、エクラ「エグゼクティブサロン」です。2017年5月号で最初の特集を組んだ際の好評を受けて、8月号からは満を持して連載を開始しました。
アラフィーのエグゼクティブに注目し、「自分が着たいものは知っている。どこで売っているか知らないだけ」「部下にダサいとかイタいと思われたら終わり」などインサイトを把握した上で、きちんと感があってスタイリッシュ、しかも実用的!そんな才色兼備なアイテムをご紹介しています。
佐藤編集長に、どのような思いで「エクゼクティブサロン」を作っているか、インタビューしました。
エグゼクティブサロンを始めようと思ったきっかけは?
まず、バイラ編集長の時代から「やっぱり素敵な上司の言うことは、聞く気になる」という声は、オフィスでの人間関係の話として聞いていました。エクラの編集長になり、読者にお会いしてみると、今上司になっているエクラ世代の方々もそのことは自覚していて、仕事ができて、見た目も素敵、を目指している方が多いようです。
また、実際にエグゼクティブの方にお会いしてみて感じたことは「思った以上にきちんとした女っぽい装いをしている」ということでした。会う前に思っていた「年を重ねるにつれて楽なファッションやメンズライクなファッションになっていくのではないか」という予想は見事に覆されました。
彼女たちが口々に言うのは「会社に着て行ける、でもおしゃれだと思える服をきちんと紹介している雑誌がない。だからどこで売っているのか、わからない!」ということでした。
ここには絶対需要がある、と思ったのがきっかけです。
どういう誌面を心がけていますか?
エグゼクティブのためのファッションだからといって、高価なものだけ載せていればいいわけではありません。仕事ができそう、男性と一緒にいて浮かない、好感が持てる、に加えて、洗練されている、しかも機能面でも工夫が凝らされているといった全方位優秀なもの、説得力のあるものを選ぶようにしています。
おしゃれっぽさを追求するあまり、カジュアルやモードな印象にならないように気を付けています。あくまでビジネスシーンを想定し、そのシーンに合うように取り上げるアイテムも絞っています。年に2回、春夏、秋冬の立ち上がりにスーツを特集し、その上でジャケット、セットアップ、ワンピースなど、エグゼクティブのビジネスシーンで主力となるアイテムだけを選んでいます。そして機能的なバッグやエグゼクティブにふさわしい時計、名刺代わりのジュエリー、歩きやすい靴などを順次扱っています。
アイテムの幅を広げすぎると、エグゼクティブのページとそれ以外のページの差別化があいまいになり、テーマがぶれるのを避けたいという狙いです。また、モデルを生方ななえさんで統一しているのも、同じ狙いからです。
連載を始めてみて、気づいたことはありますか?
エグゼクティブのために考え抜かれた商品を、相応しいシーンと合わせて提案するぺージは、確実に物が動くという認識を改めて持ちました。
驚きだったのは、エグゼクティブサロン特集の巻末にあるコラムページも、とても物が動くということです。細かいけれど、リアルなニーズにこたえるページという評価になっているようです。
これから、どういう方向に発展・進化させていこうと思っていますか?
一度、2018年5月号にて「2泊3日働くJマダムの出張着回し」拡大版12pというのを実施しましたが、もっとご出広いただけるクライアント様が集まったら、別冊を発行するなどしてこの市場を盛り上げていきたいという野望を持っています。スーツなどは定期的に掲載することでシーズンのはじめにはエクラでまずチェックという新しい流れを起こすことができると思いますし、ジュエリーや時計はやり続けることで、さらに大きな反響をとれる可能性を秘めていると思います。今はファッションだけに特化していますが、美容、ビジネスマナー、文房具、電子ツールなど、ビジネスシーンで必要なアイテムを、場面に合った切り口で提案・紹介ももっとできるはずです。
またひとつのブランドで、エクラのエグゼクティブのページをジャックするというのもぜひやってみたい企画のひとつです。
エクラの読者には、スーツを季節ごとに買い替える人や、靴やバッグを色違いで大人買いする人など、購買意欲の高い方がたくさんいらっしゃいます。
時間がないので、見つけたらすぐに買う。でも、どこで売っているかという情報がない。そんなエグゼクティブに適切な情報を毎号届けると共に、応援となるような媒体になれれば。また、そういう市場を応援することで、市場の成熟を促したいとも思っています。ビジネスシーンでのファッションはその人をあらわす名刺のような物。その名刺を携えて、読者には前向きにビジネスや日々の生活に向き合ってもらえれば嬉しいです。
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エクラの「2018秋冬広告企画」について
毎回クライアントの皆さまにご好評頂いている「朝日新聞15万部折り込み、タブロイド企画」ですが、エグゼクティブに向けて、日経新聞への折り込み(5万部)も実施致します。
朝日新聞10万部、日経新聞5万部の配分です。そして「エグゼクティブサロン」に限定したご協賛プランもご用意いたしましたので、ぜひご検討ください!