15年目のUOMOを率いる
山崎編集長が目指す「異端」

このAD NAVIのメルマガで、毎回好評をいただいている編集長インタビュー。2020年最初の登場は、今年15周年を迎えるUOMOの山崎編集長です。

UOMO山崎貴之編集長

「MOREは当時、約50万部を売り上げていて、自分が書いた記事を50万人が見るという時代。メジャーな舞台でどう売るか、どう記事を作るか、読者にどう向き合うかをとことん学びました。一方、SPURはファッション好きな読者に深く届けたい雑誌。MOREとはまったく作り方も読者の嗜好も違いますから、その両方を経験できたのは編集者として特別なキャリアになっています」

SPUR在籍時に、フルカラー16ページの別冊付録『岸辺露伴 グッチへ行く』(2011年10月号)を担当。この企画は大反響を呼び、その後、全世界70カ国のグッチ様の店舗でジョジョとのコラボレーションが展開されるなど、世界が注目する一大ムーブメントになりました。この奇跡のコラボレーションは、山崎がコミック『ジョジョの奇妙な冒険』の大ファンであった、というところから始まりました。

「グッチが90周年を迎える時で、何かしたいという想いがありました。社内で『ジョジョ』担当者と話が盛り上がり、頭の中にある構想を伝えました。同時に資料を作って、ジョジョとのコラボタイアップをクライアント様に提案。もちろん、荒木(飛呂彦)先生が承諾してくださったことも大きかったのですが、あのコラボが実現しました」

実は、集英社に入社したのは『週刊プレイボーイ』の編集がしたかったからだといいます。

「学生の頃もファッションは好きでしたが、どちらかというと当時は、役に立たないのに面白い、毒にも薬にもならないけど、つい読みたくなるような誌面が作りたかったんですね。いまの仕事はファッション誌ですが、ちゃんとエンターテイメントとして楽しめる記事を作りたいと思っています」

その思いは今のUOMOにも現れています。動画を主体にしたWEB UOMOでは現在、滝藤賢一さん主演のドラマ「ポチ藤賢一の『今日もポチッとな!』」を配信中。その動画のクオリティの高さもさることながら、EC連動しており、ワンクリックでドラマ内で着用されていた服が買えるという新しい仕掛けも話題に。こちらも山崎編集長の発案で多くの人に注目されています。

さらに、昨年の12月号で実施した『試着フェス』も、これまでどの雑誌でも見たことがない、新しい企画で話題を呼びました。今年は第2弾として読者を招待し、ファッションだけでなくビューティや家電など、あらゆるジャンルで“リアル”を拾い集めていく予定です。

「集英社に数あるメジャーなファッション&ビューティ誌のなかで、UOMOはやや異端というか、テレビでいうと深夜番組のような、ニッチで実験的なことにチャレンジできるのが良さだと思っています。
ちょうど深夜番組に出ていた若手やその企画自体が、運良くブレイクしてゴールデンタイムに進出していくように、試着フェスのような誌面での試みや動画主体のウェブ、直接ECに飛べる連続ドラマなど、他誌よりも先にアイデアを具現化して、うまく成功の糸口を見つけるのがUOMOのような雑誌の使命だと思います」

毎月25日の発売日には、編集長自らがインスタライブを配信。こちらはすでに1年以上続くコンテンツで、最新号について、1時間語りつくすライブは、誌面とはまた異なる多くのユーザーのタッチポイントになっています。

最後にプライベートについても聞きました。いま、ハマっているのは、3年ほど前から再び始めたスノーボード。毎年1~3月は北国へスノボ旅行が習慣になっているそうです。

昨年末は青森・八甲田へ。ゲレンデはなく、自然の雪山を滑る「バックカントリー」に挑戦

「若い頃は、どんなに忙しくても無理してスキーとか行ってましたよね。徹夜明けに自分で車を運転してへとへとになりながら(笑)。大人になると、飛行機でさっと行っておいしいものを食べて、随分優雅な旅ができるようになりました。もちろん、大自然にも癒されます。年末は青森で、自然の山を滑るバックカントリーを楽しんできました」

15周年記念号は2月25日発売の3月号になります。また、周年イヤーとして、年間を通じて多彩な企画を計画中。山崎編集長以下、アイデアマンが揃ったUOMO編集部が誌面やWEBで、はたまたSNSやイベントで、どんな新企画を見せてくれるのか、ぜひご注目ください。

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