漫画コラボから作家起用まで
広がるエディターズ・ラボの
オール集英社ソリューション

集英社メディアソリューションフォーラム　セレクト第７回は、“心を動かす”をテーマに「集英社エディターズ・ラボが考えるソリューションの未来」と題し、お送りいたしました。ADNAVIでは、集英社エディターズ・ラボの最新情報について、また今後ご依頼いただく際のヒントをピックアップしてご紹介します。

『集英社エディターズ・ラボ』とは、幅広い年代の読者のインサイトを掴んでいる編集者の知見が集積された「ソリューション実現集団」です。編集長経験者４名に、ファッション、ビューティ誌の最前線で活躍する編集者がラボ委員として加わり、2021年には漫画・文芸・ライツ分野からも新たな委員をアサインした組織で、総合出版社ならではの圧倒的な「編集者の層の厚さ」が強み。さまざまな案件やクライアント様の要望に応えるべく、「オール集英社」を取りまとめる組織とも言えます。

ウェビナーの第１部では、取締役として集英社エディターズ・ラボをけん引する内田秀美より、「心を動かす仕事術」についてご紹介させていただきました。先日、ADNAVIでもご紹介させていただいた最新事例のひとつ、日本郵政様のオウンドメディア内コンテンツ制作の事例は、まさに内田の「心を動かす仕事術」から生まれたものでした。

第2部では、反響が大きく、総合出版社の強みを活かした３つの事例（日本郵政様、ビームス様、メタ社様）を取り上げました。メタ社様のインスタグラムのキャンペーン「Love Your Love好きっていいね。」では、ノンノ、メンズノンノ、SPUR、少年ジャンプ＋、ヤンジャン！、となりのヤングジャンプと横断し、それぞれの読者に合った切り口でインスタグラムのキャンペーンメッセージをコンテンツ化。各媒体のＷEBサイトやＳＮＳで拡散し、多くの反響を呼びました。

今回のウェビナーでは漫画メディアでの施策もピックアップしました。本取り組みでは4名の漫画家さんにインスタグラムを題材としたオリジナルマンガを描きおろしていただき、各サイトに掲載。普段通りのテイストでストーリーに落とし込んでいただいたこともあり、ＰＶ数も通常の作品と変わらない数字を獲得し、好結果になりました。ＰＲマンガと認識いただきながらもユーザーの反応が良かった点は、クライアント様からも好評をいただきました。

漫画家を稼働させるのはハードルが高いと思われるかもしれませんが、集英社には少女漫画、女性漫画、少年漫画、青年漫画とあらゆるジャンルの作家が揃っています。各作家には担当編集者がついており、エディターズ・ラボでは各担当編集者と連携。スケジュールから得意分野など、すべて把握しておりますので、ご相談に応じて様々ご提案が可能です。

「準備期間が長いといろいろなことができますので、スケジュールに余裕をもってご依頼いただけるとクリエイティブもさらによいものになるのではと思っています。また、依頼時のイメージはとても大事なので、そこはしっかりと持っていただきつつも、漫画家さんのクリエイティビティを信じてお任せいただけるといい作品に仕上がると思います」（少年ジャンプ＋細野編集長）

第3部では、集英社エディターズ・ラボの新たな活用方法などをご紹介させていただきました。

ひとつは文芸セクションの編集者がラボ委員に加わったことで、作家とのお取り組み、キャスティングがスムーズになったこと。日本郵政様との案件で、作家の江國香織先生に登場いただけたのも、その一例です。

「有名作家でも取材だけでなく、条件が合えばエッセーの書き下ろしなども依頼できます。ほとんどの作家さんに弊社担当者がついておりますので、レスも早いと思います」（小説すばる・稲垣）

最後に、デジタルソリューションの進捗もひとつお知らせします。

昨年11月にXＲ事業開発の部署が発足し、こちらもエディターズ・ラボとも連携。ポケモンGOを開発したアメリカのNIANTIC（ナイアンティック）社と技術提携をし、ＸＲ技術を活用した新しい体験、たとえば店舗でのナビゲーションなども開発が始まっています。また、高度なＡＲ施策も実現に向けて動いており、たとえばクライアント様のオウンドメディアやアプリなどで、集英社とコラボレーションした高度なＡＲ体験の提供もできるようになります。

集英社エディターズ・ラボはますます進化し、新しいビジネスの形を生み出せる体制が整ってきました。集英社のすべての知見をクライアント様のコンテンツやサービスにご活用いただけます。本日ご紹介した事例やサイトで掲載のもの以外にも、たくさんの事例がございますので、ぜひお気軽にご相談ください。

集英社エディターズ・ラボWEBサイト＞