進化し続けるLEEの
ファンコミュニティ「LEE
100人隊」のパワーとは?

仕掛け人インタビュー第7回は、LEEブランド統括兼LEEweb編集長 畑江貴子 雑誌LEE、LEE Web、LEEマルシェ(公式通販)の三位一体の展開で、ブランドファン醸成はもちろん、広告や商品の売り上げにも大きく貢献しています。今回はLEEの世界観の魅力とともに、そのコミュニティがどのようにしてできあがったのかインタビューしました。

畑江貴子: 1993年、集英社に入社。当初の配属はメンズノンノで、1999年12月には当時としてはめずらしく、同誌のタイトルを冠したWebサイトをローンチし、運用していた2008年にLEE編集部へ異動デジタルメディアの知見を生かしLEEwebでも多くのヒットコンテンツを生んでいる  

-“世界観”のファンを作る、LEE、LEE Web、LEEマルシェ三位一体の施策 

 来年、創刊40周年を迎えるLEEは昔からファッション、ビューティに加え、料理やインテリア、女性の生き方や子育て、ヘルスといったライフスタイルも大きなボリュームで発信してきましたそのため、LEEの世界観が好き、LEEの発信する衣食住、生き方を含めたライフスタイルが好きなみなさんが、幅広い年齢層で読んでくださっています。 

ECのLEEマルシェは2006年にスタート。LEEの編集者が本格的に買い付けや企画に関 わり、雑誌の世界観を実際にモノとして手にできる通販として好評をいただいています。  

LEEwebが現在の形にリニューアルしたのは2016年9月。それまでの雑誌の宣伝サイト的位置付けではなく、独立したメディアとしてオリジナル記事をかなり増やし、LEEの世界観を大事にしつつ様々なコンテンツが楽しめるメディアとして成長しています。昨年の6月に行われた集英社女性誌のブランド再編に伴い、雑誌のLEE、デ深い訴求が可能になっています。 

また、ライフスタイルを扱っていることもデジタルのLEEwebECの LEEマルシェが三位一体でLEEブランドを構成。LEEのファンに向けて、より多角的であり、もともと読者との距離感が近いLEEですが、この 現在のLEEブランドのあり方に大きく影響を与え、LEEwebの大躍進を支えてくれているのが、今日のメインテーマでもあるファンコミュニティ、LEE100人隊(読者ブロガー組織)の存在です。 

読者やブランド担当者からも人気が高い、LEE100人隊の最新記事はこちら>

– LEEの魅力を後押しする、LEE100人隊というファンコミュニティはどのように生まれた?  

いまやWebサイトやSNS、動画メディア…と、あらゆるタッチポイントがあるからこそ、「ファン」を作るときに何が最適か迷われるクライアントの方々も多いように思います。 LEE100人隊はそんな中でも、魅力的で説得力の高いコンテンツをブログを中心に多く生み出しています。 

100人隊って、流行りの「インフルエンサー」が集まっているように見えるかもしれませんが、実は発足してから長いんですよ。発足はなんと2007年に遡ります。誌面に登場したり、LEEwebのブログを書いたり、LEE100人隊のなかには10年近く活動している方もいます編集部スタッフが彼女たちのライフスタイル、嗜好、家族構成なども知っていて、対個人の関係が築けているからこそできる企画もたくさんありますね  

例えば、同世代でも「お子さんと一緒に使える保湿ケア」と、「夫婦でシェアするファッショングッズ」なら、向いている人はそれぞれそれを編集部の担当者はメールやアンケートなどをもとにこの企画に興味がある人はいますか?」と探します。だから、彼女たちは自発的に「自分ごと」として、ときにはご家族(夫や子ども)の様子も含めて、深掘りしてレポートしてくれるんです。自分が本当にいいと思ったものやことを、仲間とシェアしたいという気持ち、でのぞむからこそ、写真、言葉にも嘘がないんです。 

それに、私も含めてLEEの世界観が大好きな人の集まりでもありますとくにLEE100人隊の皆さんは生活者視点があって、かつセンスがいい商品を撮るにしても「これオフィシャルの写真ですか?」って思えるようなものを、こだわって自分の生活スタイルの中で撮影してくれます。編集部が見てもいつもわくわくするような写真ですよ! それに商品だけじゃなくて、無形のサービス(例えば、スマホの子ども向けペアレンタルコントロールなど)の理解や説明も上手なんです。使ってみて、実際に生活に落とし込んで紹介してくれます。本当に感謝するばかりです。 

この編集部とLEE100人隊との関係、ひいてはLEEから紹介するアイテムはリアルで嘘がない」という読者との信頼関係がファンコミュニティとして重要なんじゃないかなと思っています。もちろん、信頼を裏切らないよう、編集部もよりよいコンテンツを提供できるようにと日々頑張っています 

– 読者のこだわりも日々変化している。その中で流行よりも大切なものは… 

LEE読者は「流行りもの」のチェックも怠りませんが、いいものか、どれくらい長く使えるかを考えている人が多いように思います。あと「夫婦でシェアできるか」もポイントでしょうか。「子育て」のものはとくにその傾向が顕著ですLEEマルシェで、LEE100人隊とコラボしたLEE限定『L.L.Beanグローサリー・トート』」をご紹介したら、「夫婦で使える」とすごく反響があり、すぐに再販も決定。すでに再販分も売り切れたものもあります。

【LEE限定】L.L.Beanグローサリー・トート¥4,510  商品サイトはこちら>

また、LEEのお姉さん向けのムック『LEE DAYS』を発行したときや、先日本誌別冊付録として付けたときも、石井佳苗さん×IFUJI〈イフジ〉のインテリアボックスが、定価9万5000円という、決して安くはないお値段でも飛ぶように売れていました。「LEEがセレクトした信頼できるブランドから、いいものを買いたい」という人が増えていると言えそうです。

–  これからのLEEは「家」にも着目。ファッション・ビューティ・暮らし、その集大成が@homeLEE! 

この12月にはLEE本誌とウェブで「@homeLEE」というプロジェクトを立ち上げ、住まいや暮らし、インテリアのコンテンツに注力します。来年のLEEの創刊40周年に向け、関連した一般公募企画やイベントも計画中ですのでご期待ください。LEE100人隊にも新たな部活動「家づくり部」を結成して、家を建てる、リノベするからDIY、暮らしを整える雑貨や家電などリアルな家事情を発信してもらう予定です。 

LEE読者層のメインは30代〜40代で、子育て世帯も多いんです。そういう人たちは、家を建てる人もたくさんいらっしゃいます。ちなみにLEE100人隊の持ち家率は驚きの高さで77%! 日本全国津々浦々のこだわりの家をたくさんルポさせてもらっています。家は衣食住、生きるすべて。その人のこだわりや好きなことが詰まっていて、「センスの集大成」だと思いませんか? LEEの得意とするところを全部詰め込むとホーム”なのかな、と思ったんです
@homeLEE企画をリリース。詳細はこちら>

-40周年にむけて、さらにパワーアップしていくLEEブランドにご注目を 

来年LEE40周年アニバーサリーイヤーに向けて、LEEwebのリニューアルプロジェクトも動き始めました。新サイトをハブにして、より三位一体を深め、LEE100人隊もわかりやすくフィーチャーできるようにしていきたいと思っていますオンラインだけでなく、LEEの世界観をまるごと体験いただけるようなリアルなイベントも企画中です。読者の方々には「LEEに来たら(LEEを開けば)絶対素敵なものが見つかる!」と思ってもらいたい「一生愛せるLEE」を目指してアップデートしていきますので、2023年LEEの新しい展開に、どうぞご注目ください。 


LEE』では3040代を中心に、ファッション・ビューティ・インテリア・料理のほか、ヘルス・マネーなど、暮らしを楽しむ女性の関心にオールジャンルで応えます。LEE web独自の会員組織「LEEメンバー」も6万人を突破!定評あるブロガー組織「LEE100人隊」とともに、その影響力と拡散力は抜群です。 

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広告企画のヒントとなる過去事例はこちら> 

LEE webちら> 

 

・第1回〈集英社 エディターズ・ラボ〉企業のファンづくりになぜ編集力が必要なのか。
・第2回「面白い」を形にする。WEB UOMO編集長の企画力の源泉。
・第3回 ファンを惹きつけてやまない 「ひとりっぷ」というコンテンツの秘密。
・第4回「漫画」のさらなる可能性を追求。『少年ジャンプ+』が目指すところ。
・第5回「エクラ売れ」で分かった!アラフィー世代へのアプローチ法
・第6回 non-no web編集長が考えるZ世代の「流行」の捉え方

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