一家で野球好きのLEEweb
田中新編集長は「一歩先」の
情報より「共感力」を大切に

毎回好評を博している『新編集長インタビュー』。2023年の最後を飾るのは、LEEwebの田中祥子新編集長です。

2000年入社。ノンノ編集部に13年在籍後、2013年よりLEE編集部に。ファッション、ビューティ、リビングテーマなどを担当し、2018年に副編集長に。今年6月にLEEweb副編集長、10月に同編集長に就任しました。

中学生のころからマンガやファッション雑誌を夢中で読んでいたという田中編集長。『別冊マーガレット』は入社するまで毎月買っていたそうです。

「発売日に購入する、というのが私のルーティンで、学校の試験だろうと入試だろうと『別マ』は発売日には必ず買っていました。大学生の頃、渋谷や新宿で友だちと待ち合わせをするときも、その日が発売日だったら『別マ』を手に待っていたので、『やめてよ~』と言われたこともありました(笑)」

そして、念願叶って集英社に入社し、ノンノで編集者人生をスタート!

「私が入社した2000年頃はストリートブームで、『職場は原宿かな??』と思うくらい、毎日原宿でスナップ撮影をしていました。その頃から、現場のリアルな声に耳を傾け、読者の声を大切にするようになったと思います。今でも読者のヒアリングは定期的に行っています」

田中編集長にどんなタイプの編集者? と自己分析してもらうと以下のような回答が返ってきました。

「雑誌は読者の“一歩先”の情報を伝えするメディアなどと言われますが、私は読者のお悩みや困りごとを一緒に考え、共感し、励まし、一緒に解決していくような雑誌作りが好きです。真剣に取材をすることで少し先を示しながら、心地よい世界観を作っていけたらと思っています」

2023年9月に7年ぶりの大きなリニューアルを行ったLEEweb。プリント版LEE、ECサイト「LEEマルシェ」をつなぐLEEブランドのハブとなるLEEwebは、ますます重要なメディアになると言います。

「WEBメディアですからもちろん日々の数字の分析も行いますが、そればかりに囚われるのではなく、ユーザーがLEEwebに向き合う『いい時間』になることを忘れないようにしなければ、と思っています。LEE100人隊、LEEキャラクター、LEE編集部員などによるリアルで共感を呼ぶ記事も人気なので、おでかけや体験につながるコンテンツも強化していく予定です。読者にとことん寄り添って、心の寄りどころとなるサードプレイスになりたいです」

タイアップにおいても編集記事同様、「共感」を呼び、大きな反響につながるコンテンツ作りに自信をのぞかせます。

「これまでもファッション、ビューティ、リビングと多くのタイアップを担当させていただいています。とくにLEEはリビングカテゴリー……住宅、家電、食品、自動車、教育とさまざまなジャンルを扱うのが特徴。ユーザーとの接点を必ず見つけて、暮らしに寄り添う情報を届けたいと常に思っています」

マンガ好きな田中編集長ならではの話題になったタイアップが2016年の資生堂様のエリクシールと『俺物語』でおなじみのアルコ先生による描き下ろしオリジナル漫画タイアップ『それでもエリ子は生きていく』(漫画は現在は配信されていません)。プリント版、web、SNSそれぞれの特性を生かして展開する企画の先駆けになりました。そして、1・2月合併号(12/7発売)では第一三共ヘルスケア様のプロペトのタイアップで、『クレヨンしんちゃん』のママ、みさえとLEE編集部員が対談。「これからもメディアを縦断する多面的な仕掛けを作っていきたいので、ぜひご覧ください」

LEE1・2月合併号に掲載

プライベートでは、大のスポーツ観戦好きという田中編集長。ここ数年は息子さんの学童軟式野球に土日を費やし、時にスコアラーを担当。スコアブックまで付けているそう。

「スポーツ観戦全般好きですが、とくに野球とラグビーが好き! 今年はMazda Zoom-Zoomスタジアム広島、横浜スタジアムにプロ野球観戦に行きました。2019年のラグビー日本ワールドカップの際は、札幌でイングランド対トンガ戦を観戦。夫の趣味のフルマラソンを母子で応援する際は、コースと時刻表と予想タイムを照らし合わせ、3か所くらいで応援できるように念入りにプランを立てます(笑)。全員でファンラン、親子ランなどに参加して、地方へマラソン旅行をすることもあります」

スコアブックもつけられるようになりました。

LEEではスポーツ関連の記事も反響があります。例えば、バレーボールの東京グレートベアーズのインタビュー記事は多くの人に読まれました。”スポーツ愛“あふれる田中編集長だけに、今後も面白い記事が期待できそうです。新体制のLEEwebに、どうぞご期待ください。

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